支那の古典に親しむ
2020年3月15日(日)
ここ数年、漢語とは疎遠になっていました。
今年に入り武漢の肺炎事件が大きな話題となり、生活にも影響が出ています。YouTube等で武漢肺炎関連の報道等を見る機会が増えたこともあり、また漢語への興味を喚起されています。
ところで、支那の王国の歴史を見ると、「明」の滅亡の一旦を疫病が担ったという記述があります。その様子を描いた大明滅亡」という映画があります。
どのような映画かは何清涟氏が書いた文章が参考になります。日本語化されています。
”民意反映の映画「大明滅亡」by 何清涟 • December 16, 2013”
の文章の一部を引用させていただくと。
>明末の滅亡の原因は大変複雑な背景があります。;廠衛(秘密宮廷監視機構)の残酷、
>宦官の跳梁、万歴帝天啓2皇帝の堕落政治と激烈な朝廷内部の権力争い、救い様の無い
>腐敗です。崇禎が権力を受け継いだときは屋台骨はボロボロでした。全国各地に乱民、
>そして外患(金、後の清の勃興)、イナゴ災、干ばつ、悪疫、軍費の増大、財政の枯渇。
>遼餉、剿餉、練餉という3種の重税で民衆は息も絶え絶えで、最後に大明王朝の終結を迎えました。
習近平主席は「中華民族の偉大な復興」を掲げていたように記憶しています。まさに中華民族「明」時代をなぞるように、中共の社会は推移しているようみ見えます。習近平帝国の命運が見えるようです。
ところで、漢語は古典に限ります。
とうことで、後漢書の東夷伝を訪ねてみます。支那の古典を見るために以下の2箇所を訪れています。”漢典古籍”残念な点は、簡体字で書かれていることです。やはり、古典は繁体字でないと。
簡体字で書かれた文章を参考にする場合、繁体字に戻して見たい場合もあります。
macOS では、次の2つの方法を使っています。
「テキストエディット」に文章をコピーした場合は、”フォーマット>フォント>文字の形状>旧字体”を選ぶことで、簡体字を繁体字に変換することが出来ます。
pages にコピーした場合は、右クリックで”サービス>テキストを繁体字・・・に変換”とすることで、簡体字を繁体字に変換できます。この逆もまた可能です。
支那の古典は多くの人々が現代語に訳しています。それはそれで便利ですが、分からないなりにも原文を見ることも大切だと思います。